私の中で史上最高に面白いSiaのCarpool Karaokeを語る
Carpool Karaokeはアメリカのバラエティー番組 The Late Late Show with James Codenの番組内企画です。司会のジェームス・コーデンとゲスト歌手がドライブしながらトーク&カラオケするだけの番組ですが、普通の会話が聞けるのでよく見ています。
この番組、さまざまな歌手・有名人が出演するのですが、中でも私が面白いと思ったのが、オーストラリア出身のシンガーSiaの回。
何が面白いかといったら、かぶりものから引き起こされる数々の事件、そして話題の振り幅。それではエイリアンから卵まで語るSiaの回から、数々の面白発言と英語を見ていきましょう。
(以下、ネタバレします)
0:39
Sia登場、でもかぶりもののせいで前が見えてなく車に乗れない。その状況でのSiaの発言、
”I'm really good at directions.”
Sia完全に大阪人。こういうシンプルで面白い英語のボケができるようになりたいものです。
3:20
なぜ顔を隠すかぶりものをかぶるようになったのかを語るところ。
Siaの価値観とその背景がよくわかるひとことです。
”I was a singer for 10 or 11 years to mediocre success, and I was an alcoholic and drug addict and I sobered up and I didn't want to be an artist any more... I thought what doesn't exist in pop music at the moment and it was a mystery.”
これだけ聞くとシリアスに終わりそうなところ、Jamesの、レコード会社とかPRの人に説明するの大変じゃなかった?という質問からのつっこみがこれ。
”Was that even insulting or were people like... Yes! don't show your face!”
その発想はなかった。mediocreという単語が日常会話で使われているのをここで初めて見ました。TOEFL頻出単語のひとつで中程度の、という意味です。
6:14
Jamesから唐突に”Do you believe in aliens?”と聞かれたSia、
”How do you know that?”
そして、
”I only believe them because I watched the video of the ex Canadian minister of defense saying plainly he knows for a fact that American government are working with 5 alien races...”
まさかのエイリアン信じてるカミングアウト。he knows for a fact that...はいろいろな説明をするのに便利な言い方ですね。私はまだ日常会話でエイリアンの説明を英語でしたことはないです。
8:29
外を通りかかった金髪と黒髪の2人を見てJamesが一言
”If we cut their heads in half they would have our wigs”
2人とも偶然かぶりものと同じ髪の色だった。仮定法で言わないと大変なことになる内容です。
8:40
そこからのJamesの振りが
”Is this true that you can carry a dozen eggs in both hands?”
振りに普通に答えたあとのSiaの答えがこれ
”You found out weirdest things about me”
エイリアンも卵もどこかからリサーチしてきてるんだろうけど、振りがおかしい。
日常会話で使えそうなフレーズがたくさん出てくるCarpool Karaoke、Sia以外の回も面白いのでぜひ見てみてください!