iOSで画面を読み上げる3つの方法の違いとおすすめの使い方
iOSを使って英語の文章を読み上げるには、「選択項目の読み上げ」「画面の読み上げ」「VoiceOver」があります。読み上げ機能を使ったことがない方には、この3つの違いがわかりづらいのではないかと思います。この記事では、それぞれの読み上げ方法の違い、設定方法、私の使い方をご紹介します。
読み上げ方法①:選択項目の読み上げ
画面上で選択した文章だけを読み上げます。読み上げたい文章を画面上で選択して、”Speak”を押すと読み上げが始まり、選択した部分の最後まで読み上げると読み上げが終わります。
聞きたい文章だけを音声で聞ける一方、長い文章の読み上げには使いにくいです。文章を選択するために画面スクロールしなければならず、スクロールの途中でうまく選択できなくなったりするので、1画面を超える長さのものには使いづらいです。また、読み上げスピードの変更は設定画面からしか設定できず、読み上げを聞いて、もう少し速くしたい/遅くしたい、という設定のために画面を行き来する必要があります。
おすすめの使い方:
短い文章や自分が聞きたい文章だけを読み上げる
メモ帳に読み上げたいテキストを保存しておいて、全選択して読み上げる
読み上げ方法②:画面の読み上げ
画面を2本の指で上から下にスワイプすると、画面に表示された文章を自動的に読み上げ始めます。画面の最初から最後まで読み上げ終わると停止します。
長い文章を読み上げるときに、ひとつの動作で簡単に読み上げを始められるのと、画面内で読み上げスピードを調節できるのが良い点です。ただ、途中の広告など、聞く必要がない部分も読み上げられてしまうのが難点です。これが解消されると、Web記事を読み上げで聞くのがはかどりそうなので、今後の改善に期待です!
おすすめの使い方:
長めのWeb記事を最初から最後まで音声で聞く
(ただし、広告も読み上げられる)
VoiceOverはどうなの?
コンテンツだけを読み上げたい場合は、VoiceOverではなく、「選択項目の読み上げ」と「画面の読み上げ」を使うのがおすすめです。
私はVoiceOver機能はオフにしていますが、もうひとつの読み上げ機能であるVoiceOverについても簡単に説明します。
VoiceOverは視覚に障害がある方がiPhoneを使うときに、操作をサポートするのが主目的の機能です。このため、設定すると、操作に関する画面表示など、コンテンツ以外の部分も読み上げます。また、操作のサポートをするため、ユーザービリティも通常状態とは変更されます。
設定方法
こちらの記事に英語で読み上げる場合の設定方法を書きました。
読み上げをうまく活用すると、文章になっている英語はすべて英語音声で聞くことができるようになるため、リスニングやスピーキング対策がいつでもどこでも自分の好きな内容でできるようになります。読み上げ機能を使ってディクテーションをする方法はこちらの記事にまとめました。読み上げを使って英語を聞く量を増やしましょう!