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ライティングIndependentの対策とネタ出し方法

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ライティングにもIndependentとIntegrated2つのセクションがあり、それぞれ1問ずつ出題されます。 解説はこちらをどうぞ。 

インターネット版TOEFLテスト(TOEFL iBT)とは : 新シリーズ TOEFLテスト 何が変わるの?:TOEFL メールマガジン 44号

 

ライティングの採点方法は公開されているため、高得点を狙いたい方は先に採点方法を知っておくと良いと思います。公式の解説によると、以下のような採点方法です。

展開、構成、文法、語彙を採点されることを知っておきましょう。

  • Writing セクションは、次の点から採点されます。
    • ライティング課題の展開、構成、文法、語彙、正確度、完成度を総合的に評価
    • エッセイごとに、展開、構成、文法、語彙など文章の全体的な質を評点
  • 人間による評点 — 徹底した訓練を受けた採点者が名前を伏せたテストを採点します。ETS では、公平さと最高レベルの質を保証するために、採点者に継続的な検査を行っています。
  • Writing の個別課題と総合課題では、自動採点技術である eRater® と人間による採点を併用します。内容や意味は人間が判断し、言語的な特徴は自動採点することで、一貫した質の高い採点が保証されます。
 
対策

私はWebTOEFLの添削サービスを使いました。

  • 書き方や採点基準についての講義がある
  • テンプレートや例文集がある
  • 追加の演習・添削が充実している
  • 上記含めて、価格が良心的

という点でおすすめです。私はライティングの講座と添削コース両方を受講しました。www.tofure.com

WebTOEFLをとって良かった点は、テンプレートに加えて例文集が手に入ること、添削が受けられることです。テンプレートだけならWebにもたくさん公開されているので、それを見ればいいと思いますが、採点の性質上、文法で絶対にミスをしたくないので、例文集を使って作文すれば間違いないという安心感があります。ここで採点基準の「構成」「文法」をカバーします。また、1人で対策を始める人にとっては、方向性が合っているかどうかを確認するためにも、添削をしてもらえる・質問をできるという環境があることが大事なように思います。

 

ただ、個人的には28点以上のような高得点ゾーンを安定して狙うには、上記に加えてさらに対策が必要だと感じました。もしくは満点を狙えるような添削をしてください、とリクエストしてみるといいのかもしれません(リクエストしたことはないので、どうなるかはわからない)。そこで、私はIndependentについては添削とあわせて、スピーキングと同じようにネタ出しをしてストックしていました。

 

ネタ出し

テンプレートの構成はスピーキングのIndependent Taskと似ていて、

主張+理由1+理由2+結論

という構成になっており、理由パートをネタ出しします。ここでネタ出しをできるだけ細かくするのがコツです。目標300wordsに対して、400words弱書けるくらいのネタ出しができるとベストだと思います。ここで「展開」をカバーします。

背景として、高得点のコツとして、文字数を多く書く方が良いという説があります。これは、採点基準のひとつである語彙の数を増やすという点でも納得できる説だと思います。テンプレートパートを含めて400words前後に到達するためにざっくりと割り振って以下のようなイメージでネタ出しをします。

  • 主張 50w 3文
  • 理由1 150w 9文
  • 理由2 150w 9文
  • 結論 50w 3文

*均等ではないですがイメージで。

150wで9文作らないといけないのですが、理由ひとつで9文作るには、かなり細かい理由づけが必要です。TOEFL公式の例題で考えてみましょう。

 

Do you agree or disagree with the following statement?
Television advertising directed toward young children (aged two to five) should not be allowed. 

 

 正直、こういう、どちらでもいいし、特段意見のない出題がいちばん困ります。

Wikipediaカンニング参考にしてみます。

en.wikipedia.org

agree, disagreeどちらでも書けそうですが、agreeにしてみます。

理由1を以下のように考えます。

  1. 子どもは広告の内容をわかっていない。
  2. 子どもによっては、広告の内容を誤解する可能性がある。
  3. あるリサーチの結果によると、2−5才の子どもは広告の内容を理解していない。
  4. このことは、子どもによって解釈が全く違うことから示されている。
  5. 大人とは違い、子どもは広告の内容を意図通りに理解しない可能性が高い。
  6. さらに、一度子どもが誤解すると、親が誤解を解くことは難しい。
  7. なぜなら、広告は1日に何度も流れるからである。
  8. 親は子どもに見せる広告の内容を選ぶことはできないし、広告よりも説得力のある説明を常にできるとは限らない。
  9. 子どもが誤解し、それを信じる可能性が高いのであれば、子どもを対象にした広告はやめるべきである。

 色を変えた部分で、複数の説明をしています。この説明が「展開」にあたります。深く考えすぎるとはまるので、理由を補強するいくつかの視点からの説明を入れる、くらいの考え方でよいのでは、と思います。私はここのネタ出しが一番難しいと感じました。

 

一方で、ここでネタ出しを細かくすることで、英語の表現力も上がりますし、たとえ他のトピックがきたとしても、どれかの文章が使える可能性は高いですので、考えておいて損はないと思います。細かすぎると思わずにネタ出しをしておくと、あとで使えるのでおすすめです!